
エトナ山の食べ物
エトナ山周辺地域は、すばらしい柑橘類のほかにも、火山の斜面に直接栽培されたおいしい食べ物の本場です。
Read more

「ムンターニャ」として地元の人々に知られる、3,350mのエトナ火山はシチリアの東部にそびえています。 そこにひっそりと住む人々にとってエトナ山は長い間、危険と富の源でした。
火山性のミネラル豊かな土壌と地中海の穏やかな気候の組み合わせは、火山周辺の地域社会に農業と文化に適した豊かな土地をもたらしています。
すばらしい柑橘系フルーツのほかにも、この地域には火山の斜面に直接あるおいしい食べ物が栽培されています。
ピスタチオ
イタリアで一番おいしいピスタチオの産地を尋ねると、迷うことなく「ブロンテ」という答えが返ってくるでしょう。この小さな村は火山の西側標高700mに位置し、アラブ人による征服の時代からピスタチオの栽培が行われていました。
シチリアの「緑色の金」として知られるピスタチオは濃厚な風味が高く評価されています。ピスタチオはジェラート、デザート、ペストソース、魚料理に使われたり、砕いてペーストにしてピザに塗ったりと、たくさんの地元料理に使われます。
ブロンテの村の人々はピスタチオナッツをこよなく愛し、毎年9月下旬から10月上旬にはお祭り(イタリア語で「サグラ」)が行われます。この時期に周辺を訪れると、お祭り気分や地元だけなく、国内外のシェフによる本場のピスタチオ料理を堪能することができます。