
エビのメラヴィリオーゾ
シチリア料理の伝統的な料理としても知られるクスクス。このクスクスを、エビ、アーモンドと素朴でクリーミーなペストあえた料理を、イタリア料理の深みと多様性を称賛する一皿として、「サンペレグリノ スパークリング フルーツビバレッジ」を体験できるポップアップバー<Bar Meraviglia(バー・メラヴィリア)>で提供されました。

材料
二人分の材料
- ゆでて殻をむいたエビ 10尾
- 柑橘類の香りを加えたペスト 大さじ3
- ベビーほうれん草 一握り
- アーモンドミルククリーム 適量
- 海塩
- パッケージの記載に従ってゆでた クスクス150 g
起源
このレシピは伝統的なシチリア料理、リグリア料理を組み合わせたものです。クスクスは数百年にわたってシチリア料理の食材として一般的に使われています。一方はるか北のリグリアでは、各家庭にそれぞれの自家製レシピがあるほど、定着している文化があります。たとえばバジルペーストがあげられます。
バジルペーストは実は8世紀のローマが発祥とされ、モレトゥムと呼ばれ、ソース状になった、ニンニク、塩、チーズ、ハーブ、オリーブオイルと酢で作られていたペーストに起源します。現代では世界中で知られているバジルペーストは、ニンニク、バジル、松の実、オリーブオイル、パルメザンとペコリリーノチーズで作られていて、リグリアのジェノバ市が発祥のソースとして知られています。この「ペスト・アラ・ジェノベーゼ」は、1865年エマニュエレ・ロッシによるレシピブック、La Vera Cuciniera Genovese(真のジェノバ料理)に初めて記載されたそうです。
伝統では、ジェノバのプラー地域からの若いバジルの葉、南部産のオリーブオイルよりも繊細とされるリグリアのオリーブオイル、松の実、30ヶ月以上熟成されたパルメザンチーズ、サルデーニャからのペコリーノチーズ、ニンニクもジェノバ地域産のもの(一般的にまろやかである)、海塩が必要です。




レシピ
ランチまたは軽めの夕食にぴったりなエレガントな一皿である、エビのメラヴィリオーゾは少ない種類の食材でできます。小ぶりなカップに盛り分けるとカナッペのようにホームパーティーを演出します。新鮮な食材と、すり鉢とすりこぎでつくるペストは特別な味わいです。ペストは自家製、既製品どちらでもかまいませんが、このレシピにはぜひレモンとオレンジの香りを加えてください。加えた柑橘系の香りが料理をひきたたせ、エビとほうれん草に素晴らしくよく合います。
作り方
大さじ2杯のバジルペーストをクスクスにまぜ、二枚の皿に分ける。クスクスの上にほうれん草を敷き、エビをのせる。
上に残りのペストをのせる。お好みによりアーモンドミルククリームを少し垂らす。すぐにサーブする。
逸話
「ペスト」という単語はつぶすという意味のジェノバの方言”pestâ”に由来しています。英語の”pestle’”乳棒・すりこぎ)に発音が似ていますが、これは同じラテン語から派生しているからです!