
ブルスケッタ
イタリアでは地域ごとにブルスケッタのレシピがあります。定番は、歯ごたえのあるパンのスライスにエキストラヴァージンオリーブオイルと塩で調味し、下のような個性的な材料でコクをだします。
- パキーノチェリートマト
- ニンニク
- プロシュート・クルド・ディパルマ

材料
- 小麦粉のハードブレッド(自家製) 300 g
- よく熟れたトマト 500 g
- バジルの葉 20 枚
- モッツァレラ 200 g
- ニンニク 薄切り2枚
- エキストラヴァージンオリーブオイル
- 海塩
起源
ブルスケッタは、農民が古くなったパンをおいしく食べられるよう「質素な料理」として生まれました。エキストラヴァージンオリーブオイルや海塩のような素晴らしい食材とともに育まれた知恵ともいえるブルスケッタは、今では、アペリティフにはかかせない存在です。




レシピ
今やブルスケッタは前菜やカクテルパーティの主役的存在としてなくてはならないものです。昔のままの心遣いとたった一つの秘密があれば簡単に作れます。それは、単に品質のよいイタリアの食材をつかうことです。
作り方
昔ながらのブルスケッタを作るには、まずパンを2㎝の厚さにスライスします。テフロン加工のフライパンを温め、こんがりと両面をカリッとするまで焼きます。その間にトマトを洗いさいの目に刻みます。
トマトをボウルに入れ、バジルの葉とエキストラヴァージンオリーブオイル、塩で味付けします。
モッツァレラをさいの目に切り、余分な水分はキッチンペーパーなどで取り除きトマトにまぜます。
ニンニクをむき、パンのスライスにこすりつけて香りと強い風味をつけます。
焦げ目のついたパンの上にニンニクなどで調味されたトマトをのせ、サーブします。
逸話
昔ながらのブルスケッタは、よく熟したトマトの甘い風味がしみこみ、なじませたエキストラヴァージンオリーブオイルとニンニクのピリッとした香りが味わいを豊かにしています。
作り方はひとつではないでしょう。イタリアの地域ごとにご当地レシピがあり、モッツァレラとプロシュート・クルード・ディ・パルマだったり、アーティチョークとパルミジャーノ・レジャーノだったり、ソラマメとペコリーノを使って調理されたりします。
トスカーナではお肉とソーセージでうまみをだし、プーリアではドライトマトで調味、シチリアでは甘く小さなパキーノチェリートマトを使います。