
アンチョビのメラヴィリア・サンド
味わい深いシンプルな食事用のパンとして知られるシチリアのムッフォレッタに繊細なアーティチョークの芯の部分と、ミルキーなモッツァレラ、うまみたっぷりのオイル漬けのアンチョビをサンド。「サンペレグリノ スパークリング フルーツビバレッジ」を体験できるオアシスのように突如として、ミラノに現れたポップアップバー<Bar Meraviglia(バー・メラヴィリア)>でも人気のサンドイッチメニューとしてご紹介します。

材料
材料(2個分)
- ムッフォレッタ ブレッド 2つ (または、お好きなバンで代用)
- オイル漬けアンチョビ6-10切れ オイルはよくきっておく
- 水牛のモッツアレラ 1個 厚めにスライス
- オイル漬けアーティチョークの芯 2-3片 オイルはよくきっておく
起源
主な材料はシチリアの伝統的なパンとして知られるムッフォレッタと数百年の歴史を持つカンパニア地方名産の水牛のモッツアレラです。昔はカンパニアとラツィオの牧草地では乳生産が高く評価される水牛がよく見かけられました。12世紀初頭、言い伝えでは、カプア(カンパニア地方のナポリの北に位置する都市)のサン・ロレンツォ修道院の修道士がしぼりたての水牛の乳からチーズをつくり、‘mozza’ と‘provatura’ (燻製されたmozza)と書きしるし巡礼者に与えました。水牛の乳のチーズという意味を指す‘mozzarella’ という名称は、16世紀、法王付きの料理人バルトロメオ・スカッピによる料理本に初めて記述があったといわれています。
モッツァレッラ・ディ・ブッファラ・カンパーニャは欧州諸共同体による原産地保護の指定を得ているため、このマークが明記された製品は、カンパーニャ、ラッツォ、アプリア、モリーゼ地域の厳密に管理された伝統的手法により生産されていることが保証されています。




レシピ
ムッフォレッタはいろいろな具材をバランス良くサンドすれば、ランチや軽めの夕食にぴったりなパニーニになります。「サンペレグリノ スパークリング フルーツビバレッジ」が体験できるミラノのポップアップバー<Bar Meraviglia(バー・メラヴィリア)>で、地中海の様々な味わいを厳選し、現代的にバリエーション豊かにアレンジされたムッフォレッタサンドイッチが提供されています。
レシピでは伝統的なムッフォレッタブレッドを使うことになっていますが、お好みのパンがあればこのレシピをぜひお試しください。南イタリアの本格的な味にはもちろん、モッツァレッラ・ディ・ブッファラ・カンパーニャ(DOP)がおすすめですが、いつでも手に入るとは限りません。代わりに、できるだけ品質の高いモッツァレラをお探しください。
作り方
先ず、ムッフォレッタを水平に半分に切る。土台となるほうの半分に、スライスしたモッツアレラを敷き、アーティチョークのスライスをのせ、アンチョビは間隔をあけて並べてください。また、使うアンチョビによっては、塩味が強く、それ以外の味付けの必要はないないかもしれません。
別の半分のバンズをのせて、できあがり。
逸話
モッツアレラはイタリア語の動詞「ひきちぎる」を意味する‘mozzare’に由来します。これは、今日までモッツァレッラのすべての生産者によって実践されているモッツァレラを作る伝統的な技法です。チーズは手作業によって作られています。弾力がでたらその凝乳を親指と人差し指の動きで引きちぎる動作で、よく知られているあのふっくらとした球形がうまれます。